BUSINESS
建築ファシリティマネジメント(FM)業務
建築FMの事業内容
当社はJR東海、自治体等から委託され、駅・鉄道関連建物の維持管理・設計・工事管理を行っています。
維持管理
お客様が快適にご利用いただけるように、JR東海エリア内の駅・鉄道関連建物を維持管理しています。長年培った知識と専門技術に基づき定期検査を始めとする点検・調査を行い、不良箇所は応急修繕手配や修繕計画の提案を行います。また、設備不良による簡易な修繕に関して24時間体制で電話を受け付け、修繕手配も行っています。建物のライフサイクル全体に関わることができ、多面的な視点を持つことができる業務であるためやりがいがあります。
その他にも、自治体から受注し駅自由通路の建物点検などを行っています。

建物の検査

3Dレーザースキャナー測量

建築限界測定
※建築限界…車両が通過するにあたって支障してはいけない範囲

打音検査
その他の事業内容
図面・台帳管理
災害・警備対応
修繕受付・故障対応 など
設計
お客様や列車への配慮が必要な駅や車両基地等の新築や部分改良、列車運行を支える機器を収納する機器室新築についての設計を行います。鉄道営業への配慮が求められるため、一般建築物よりも安全性や施工性についての制約が増えますが、その分やりがいにつながります。小規模物件が多く、担当者が一貫して担当し、技術力を磨きやすい環境です。

中小規模建築物の新設設計

顧客との打合せ
その他の事業内容
既設建築物の改良・修繕設計
施工計画検討
安全・品質・工程の管理 など
工事管理
建築工事について、施工会社へ事前の施工打合せで安全対策を指導します。また、計画通り工事が実施されているか、現場で安全面と品質面の確認を行います。鉄道営業へ配慮し特殊な条件下での工事では、複雑なことも多いですが、技術力をつけることができます。

配筋検査

コンクリート受入検査

施工業者との打合せ

鉄骨建方
BUSINESS
主な業務内容
鉄道ならではの特殊性を持つ建物について、新設・修繕・改良・撤去に至るまで、
安全性とライフサイクルコストを考慮したファシリティマネジメントを行っています。



多様なニーズに応える
ICTへの取り組み
建築物の維持管理、設計、工事監理において、ICTを活用しています。
また、さらに付加価値の高い技術と知識を顧客に提供するため、積極的に試行検討しています。
タブレット

建物点検を行う際はタブレットを使用しています。

タブレットを用いて現場で建物点検の結果帳票作成を行います。
全天球カメラ

全天球カメラを使用し、直轄で駅構内の全天球カメラ画像を取得しています。

駅構内の全天球カメラ画像は、修繕受付業務の修繕依頼箇所を特定する等、建築物の維持管理に活用しています。
点群データ
3Dレーザースキャナを保有しており、安全・品質向上・効率化を目的に直轄で計測し、建築物の現地調査において活用しています。

施工計画
現地調査の段階で取得した点群データを活用して施工計画を作成しています。事前に既存設備への影響がないかチェックすることで、設備損傷等の事故防止に努めます。

合意形成
工事着手前に工事用仮設と架線との距離を算出しています。シミュレーション画像によりイメージを共有できるため、工事関係者との合意形成の一助になります。

点検結果
点群データからオルソ画像を作成することで出来る立面画像を点検記録に利用し、視覚的にわかりやすい成果物を作成します。
ドローン
人が入りづらい狭隘な箇所や、普段見ることの出来ない部分を点検する需要が増加していることから、仮設足場などを設置することなく状況確認できるドローンを用いて点検を可能にするため日々試行をしています。


BIM
建築物の設計において、建物ユーザーとのデザイン合意形成や内観イメージの把握、他系統設備との干渉確認のためにBIMデータを作成し、試行活用しています。

新築する建築物の外装等の検討や、他系統との設備配置の調整がスムーズにしています。

天井内、床埋設の給排水管の設置状況を再現し、立体的に配置状況を確認します。
CAREER PATH
成長までの流れ
-
入社1年~3年目
・先輩社員の業務をサポートする
・建物や場所、使用者等を把握し業務の流れを覚える建築物の知識、鉄道関連規程の習得資格取得:二級建築士JR東海通信研修修了:建築Ⅰ 、建築Ⅱ -
入社4年~10年目
・担当業務を主体的に遂行する
・後輩社員へ業務指導ができる業務に関する規程や基準の熟知と技術の蓄積資格取得:一級建築士、工事管理者 -
入社11年~
・担当業務に精通し、得意分野で活躍する
担当業務に関わる特化した技術の習得

維持管理(各種点検)

設計・管理 (駅のコンパクト化)